県民の皆様へ

皆さま、こんにちは。
長崎県病院薬剤師会は（社）日本病院薬剤師会の下部組織にあたり、長崎県の病院に勤務する薬剤師の集まりです。皆さまは病院薬剤師と聞いて、どんなイメージをもたれるでしょう。
白衣を着て、病院の中の薬局でお薬を渡してくれる人、入院したときに薬の説明をしに来てくれる人などでしょうか。

私たち病院薬剤師は、皆さまが治療や健康のために服用しているお薬が、安全に、効率よく効くように、さまざまな業務を行っています。ひとくちにお薬といっても何万種類もあるのをご存知ですか。お薬によっては、飲み過ぎたり、飲み忘れたりすることが、すぐ悪い結果につながるものもあります。また、お薬とお薬の飲み合わせ、お薬と食べ物の飲み合わせ、お薬と健康食品との飲み合わせなどにより、効果が強くでたり、副作用という悪い効果がでたりするので、十分注意して服用することが必要な場合もあります。何百という処方箋に応じて、おひとりおひとりのお薬を十分監査しながら、必要なお薬を調合したり、揃えたりしてお渡ししています。

その他にも、皆さまの服用する薬の体の中の濃度を調べて治療に役立てたり、薬の形を変えて飲みやすくしたりと、薬に関する様々な仕事をしています。さらに、医師や看護師などの医療スタッフに、もちろん患者さまにも、最新のお薬の情報を伝えていくのも病院薬剤師の仕事です。治験といって、新しい効果の新薬の臨床研究を行ったりもしています。ぜひ、このホームページをご利用いただき、多様な薬剤師の仕事をご覧下さい。

薬あるところに必ず薬剤師がいます。皆さまが安全にお薬を服用し、効き目が現れ、治療がうまくいくように、お薬を通して、いつも皆さまの傍で見守っています。お薬をお飲みになるときに、多くの薬剤師の手と心がかかっていることを思い出していただけると幸いです。